愛猫が吐くのは病気のサイン?

獣医師監修

愛猫が吐く、これって大丈夫?

猫ちゃんが吐くことは珍しいことではなく、よくあること。
そうはいっても健康診断でも異常もないのに、吐かれると心配になるのが飼い主心です。

そこで、毎日簡単にできる愛猫の健康チェックをタッキー動物病院の藤滝和博先生に教えていただきました!

一緒に過ごしているから気づけること

大切なことは、いつもと違う様子に気づいてあげるということです。
気づけなかったらどうしよう・・・
少しプレッシャーに感じて不安になりますよね。
でも、大丈夫!
毎日一緒に過ごしている、飼い主様だから気づけることがあります。
愛猫ちゃんにとって、あなたが一番の主治医なので自信を持ってくださいね。

簡単!基本の健康チェック

□ フードやおやつを食べる量は変わりませんか?
□ じゃれたり、遊んだり元気はありますか?
□ 行動パターンで変わったことはありませんか?
□ うんち・おしっこの量や状態はどうですか?
□ トイレの時間はいつも通りですか?
□ 鳴き声はどうですか

嘔吐があるときはここもチェック!

□ 嘔吐するときはどんなとき (食事の前、後・お留守番のとき)
□ 嘔吐の回数
□ 嘔吐の後、ご機嫌はどうですか

愛猫ちゃんにいつもと違うと感じる変化はありましたか?
なんとなく感じた違和感、気になる点は忘れないようにカレンダーやノートに記しておくことをおすすめします。
あとあと動物病院へ行くときに、かかりつけ医に説明するときの情報になると思います。
また、病院では見せない愛猫ちゃんの気になる様子があるときは、動画や写真を撮っておくといいでしょう。

不調のサイン

基本の健康チェック!の中で、気になることが続くときはかかりつけの動物病院へご相談してください。
また、次のような場合はお早めに受診することをおすすめします。

□ フード(大好きなおやつ)を食べなくなった
□ 下痢が続いている
□ おしっこの量が少なくなった
□ トイレに時間がかかっている
□嘔吐の回数が増えている

さいごに

猫も長寿の時代になっています。
一緒に過ごせる時間が長くなったのは嬉しいですが、それと同時に、シニア期が長くなることで病気のリスクが高くなることも事実です。
愛猫ちゃんがいる生活、何気なく過ごせる幸せな時間のために「元気」「食欲」「排泄」「行動パターン」など、日頃から、よく観察してくださいね。
愛猫ちゃんにとっても早期発見できることがとても重要です。
不安に思っていたこと以外の病気が見つかったりするケースもあります。
些細な事でも、信頼できるかかりつけ医にご相談してください。

明るく、楽しい愛猫ちゃんと生活を、私たち獣医師も願っています。

タッキー動物病院 藤滝 和博先生
「ヒゲ先生のどうぶつ病院」
1997年 日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)卒業
1997年〜2006年勤務医を経て、
2006年12月〜西田動物病院を引き継ぎ、タッキー動物病院として開院 現在に至る

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